某地域包括支援センター職員のひとりごと

高齢者福祉に従事している社会福祉士の筆者が、様々なネタを書いていきます。30年近く、アマチュアですが音楽と関わっています。皆様のお役に立てれば幸いです。

人員不足 特に介護職員

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「送迎中」F-01F 詳細不明

ROLEX(ロレックス) デイトジャスト(DATE JUST) 16234は相変わらず稼働中。

送迎後、リフトを戻す際に撮影。

この華美過ぎず、オーソドックスで、冠婚葬祭など、どのようなシーンにも合う時計はなかなかないのではないでしょうか。

 

少子「超」高齢化。

労働人口の減少と、安全安心費用増加や、円安による原材料高騰などによって引き起こされる運営困難。

財源が比較的、潤っている医療法人ならまだしも、(親会社などのパトロンのない)社会福祉法人や(福祉関連のパトロンのない)株式会社や個人事業主の方々は青色吐息ではないでしょうか。

そこへ追い討ちをかける「人員不足」です。

多くの事業所で、介護の現場には「常に人手が足りない」という状況です。

「人手が足りない」ということには2種類のタイプがあると私は仮定している。

 

(介護職員の)離職の増加により、社会福祉士の私が数日前から、(介護関係は)無資格で介護業務を行うことになった。

介護福祉士はおろか、旧ヘルパー2級や初任者研修も持っていません。

現場上がりを名乗るために数年間にいくつかの事業所で武者修行してきましたが…。

 

「職員不足」のひとつは「物理的に足りない状況」。

福祉事業所には「人員配置基準」があり、それに満たない場合は「加算が取れない」又は「営業できない」場合がある。

これは国(厚生労働省)、県、保険者である市区町村が求めるものでいたしかたない側面もある。

利用者に対する「管理者」「看護師」「介護職員」「相談員」の基準は決まっている。

 

もうひとつは「技能的に、頭脳的に足りない状況」。

これは非常に正しくない。

「人員配置基準」は満たしていても、日々の介護や相談業務が「満足に」できていない場合を指す。

職員個人の技量不足、それを指導できない名ばかり上司、職員間のバトル、職員で構成される派閥争い、実にバカバカしいものが跳梁跋扈している。

中には直接、利用者などの介護を行っている「現場」とそれらを管理してる側の「事務所」が対立している事業所も見受けられる。

 

この温度差をなくす方法はただひとつ。

『事業所の全職員が利用者の介護に携わること』

に尽きる。

現時点で高齢者の「介護」を行うことに」資格はいりません。

 

介護職員がいなければ、相談員がまかなう。

相談員がいなければケアマネジャーがまかなう。

ケアマネジャーがいなければ事務員がまかなう。

事務員がいなければ運転手や用務員がまかなう。

運転手や用務員がいなければ事務長や施設長がまかなう。

 

事業所の職員「皆で」介護を行うことで、「一体感」が生まれます。

また「情報の共有」ができます。

 

コレは非常に正しい。

 

上記の某介護老人保健施設における方針は、今後の「メルクマール」として、残ってほしいと切に願っています。

 

少子「超」高齢化による、労働人口の現象=次世代を担う介護職員の減少です。

 

IndeedやリクナビNEXT、LINEバイトや「PPAP」のバイトルなどに頼っている上層部の方々は要注意。

それらの方々は営利企業です。

多額の求人広告費を支払っても、ヒトが来ることは保証していません。

私は「職員の口コミ」や「個人の魅力を活かした口コミでの求人」を実践しています。

先日も「貴方と一緒に働きたい」と言ってくれた方の雇用を上層部へお願いし、そのとおり決済されました。

 

片っ端から「~の資格を持ったヒトはいない?」や「一緒に働こう!!!」と声をかけ、自身の所属する事業所にヒトを送り込んでいる日常です。

 

 

介護の資格講座なら福祉の教室『ほっと倶楽部』